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紙旅Thailand~紙すきの村を訪れる

不安なまま、静かで、のどかな田舎道を進んでいきます…
しばらくすると、少し広い門構えに
“SAA PAPER”の看板を見つけました
“SAA PAPER”…サーペーパー、
タイ語で「saa (サー)」とは桑の木のこと
桑科の樹皮で作る、タイの伝統工芸の手すき紙です。

人の気配はない…でもあきらめきれず、敷地奥に進みます
奥の少し開けた土地に、天日干しされている紙!
その奥に、静かに、淡々と紙を漉く人たちを発見!

「紙が見たくて、来ました。見学させてもらってもいいですか?」
こちらの様子を穏やかな表情で見つめて、
うんうんいいよ、と微笑むひとたち。

本来なら手しごとの大事な時間を邪魔したくはない、
アポイントを取らずに伺うなんてもってのほか。
でも、情報が見つけられなくて…突然でごめんなさい💦
…恐縮しきりな私に、職人さん達はよく来たねといわんばかりに
紙すきの作業を見せてくれたり、説明してくださいました。

タイの紙すきは、濃度薄めの漉き舟を作って
荒い目の簾桁をサーっと1度くぐらせて漉きあげる
とてもシンプルなものでした
そして、そのまま天日に干す
高温と乾燥、日射ですぐに乾く
乾いたら紙をはがして、また漉く、、、その繰り返し

紙すきから乾燥までが日本の何倍もスピーディー
タイの気候と風土で生まれる紙!サーペーパー!
その美しさに感動し、人々の動きに見惚れ…
この地で生まれたおおらかな紙を、宝物にしようと
お店で購入させてもらいました

1件見学を終え、また道を進み
またそれらしい建物を見つけ、紙すきを見せてもらい
紙問屋もたくさん!手すき紙が山のように積まれています

まだ奥にある、まだあると
10件近くの紙すき工房、紙問屋、お店を伺い
特に印象に残った紙を購入してきました

突然の珍客を快く迎え
すばらしい紙漉きを見せてくださった
サーペーパーの職人さん達、本当にありがとうございました
紙は違えど、漉く土地は違えど
こうして同じ紙をすいている人たちがこの土地にいるということ
しっかりと心に刻みました
これからはまたひとつ心に温かいものを住まわせて紙が漉ける
私にとって大きな収穫となりました

紙すきの村でみつけたとても素敵な紙紙
私だけがしまっておくのはもったいないので
旅の報告会を開いてみなさんにお福分けできたらと思い
少し多めに買ってきました
SNSにも書ききれない感動が多くあるので紙旅の報告会を開きたいと思っています
詳細が固まりましたらお知らせいたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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