名刺で伝わる、言葉以上のメッセージ
みなさんはどんな名刺をお使いですか?
ご自身のことをちょっと印象付けたり
お相手様に出会えた大切さを伝えたり
名刺はその方のお人柄が伝わる
とても重要なコミュニケーションツールです
温かな風合いとともに
受け取った方にとても強い印象を残す
手すき和紙の名刺を使ってみませんか?
紙びよりが製作する手すき和紙名刺をご紹介します
![](https://ezowashi.com/wp-content/uploads/2024/02/IMG_20200828_081846.jpg)
定番(4種)
紙びよりでは現在4種類の
耳付き手すき和紙名刺を製作しています
名刺は、1枚1枚を溜めずきで製作。
漉きたての和紙はふっくら、つやつやとして
湯葉みたいでとてもかわいらいしいです
![](https://ezowashi.com/wp-content/uploads/2024/02/IMG_20201101_145028.jpg)
👂耳付き(みみつき)ってなに?
紙すきはケタという木の枠でできた紙漉き道具で
紙料を汲み上げ、1枚の紙をこしらえていきます
木の枠の中に紙の繊維が収まり、形作られる輪郭は
乾いた紙を刃物で切るシャープなそれとは異なり
柔らかで緩やかな印象の輪郭を作ります。
これを紙の耳(みみ)といい
ぐるりに耳がついている紙のことを耳付き和紙と呼びます。
大きな判で漉いて刃物で断裁する紙が多い中
耳付き和紙は
“この紙の大きさで1枚ずつ作りましたよ”という
手間暇かけた証でもあるのです
〔仕様〕
- サイズ:約92mm×55mm(標準サイズ)
- 枚数:100枚単位(10枚売りは税込1320円)
- 厚さ:厚目(種類、個別によりばらつきがございます)
- 耳付き
オヒョウニレ
北海道の先住民であるアイヌ民族はオヒョウニレの繊維の強さ、美しさを生かし、古くから衣服などに使用していました
この強靭な繊維にほれ込み、蝦夷和紙の第一号が生まれました
オヒョウニレの繊維をすき込んだ蝦夷和紙は、北海道で開催されたG7,G20会合のレセプションメッセージカードに採用されました
白地にうす茶色のオヒョウニレの繊維が上品な名刺です
本体税込11,000円/100枚
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ハルニレ
北海道など寒冷地でも大木に成長する楡の木で英名エルム
北海道大学でシンボルツリー的存在として長年愛されています。本材料は北海道大学の協力をいただき、大学構内で剪定されたハルニレの枝を材料にしており、環境にも配慮されています
白地にこげ茶色の繊維がシックな印象の名刺です
本体税込11,000円/100枚
![](https://ezowashi.com/wp-content/uploads/2024/02/IMG20240205150753.jpg)
しろ
真っ白な楮と和紙パルプで漉いたオフホワイトの手すき名刺です
手すき和紙の風合いが柔らかな印象のシンプルな名刺で文字を引き立てます
本体税込8,800円/100枚
![](https://ezowashi.com/wp-content/uploads/2024/02/IMG20240205150404.jpg)
彩り
白地に四角い色紙が漉き込まれたかわいらしい印象の名刺
ちらちらと舞う色紙の模様はどれ一つとして同じ模様はありません
本体税込9,900円/100枚
![](https://ezowashi.com/wp-content/uploads/2024/02/IMG20240205150632.jpg)
和紙名刺単体でのお買い求めも可能です
ご自身で手書きしたり
ハンコや社判を作って自作の名刺を作るのにおすすめです
よりフォーマルでかっこいい仕上がりになる活版名刺も承ります
↓
活版印刷
活版印刷とは
文字の形に飛び出た凸の版を
1文字1文字組み合わせて版を作り
インクを乗せて紙に転写する凸版印刷の一種です
写真は
活版印刷を体験させていただいた時のもの…
膨大にある活字の中から
字体や大きさ含め必要な文字を
1文字1文字探して組んでいく…
長時間にわたる大変な作業でした
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印刷時の圧力により
紙に凹凸ができることがあるのですが
活版印刷がごく少数になってきた昨今
この独特の凹凸が
かえってノスタルジックで味わい深いと
文具ファンの間でブームが再燃しています
![](https://ezowashi.com/wp-content/uploads/2024/02/IMG_20200111_174937.jpg)
柔らかで厚みのある手すき和紙に
活版印刷を施すと
陰影が出来るほど文字が沈むこともあり
とても味わい深い風合いとなります
![](https://ezowashi.com/wp-content/uploads/2024/02/IMG20240205151527.jpg)
手漉きの和紙の柔らかな凸凹と
刷られた活版文字の硬質な印象
この質感のコントラストがたまりません…
北海道ではもう数えるほどしか
いなくなってしまった活版印刷屋さん…
そのうえ紙びよりの和紙は
大きさや厚さに個体差があり
柔らかくもあるため自動の紙送りを使えません
あちこち回って断られて
やっとご協力いただける印刷屋さんに巡り合い
紙びよりの和紙名刺印刷が実現
活版印刷での承りができるようになりました
タテ、ヨコ
英語表記
字体を変えて
会社のロゴを入れてなど
様々なタイプの印刷ができます。
詳細はご相談ください。
※写真は旧工房での試作品のため文字情報は古いものですがご了承ください
印刷ご希望の際は和紙のご注文時にお申し付けください
活版印刷代 税込3,750円~/100枚
※特殊な文字やロゴマークなどの製版には別途代金がかかります
オーダーの流れ
・原稿の提出:希望の文字情報やレイアウトをご提出ください。
(手書き、画像データなど。現在お使いのお名刺をサンプルとしてご提出いただいてもかまいません)
・お見積り
・校正原稿の確認:間違いがないか確認いただきます
・印刷
・お渡し
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名刺和紙のオーダーメイド
もっとこだわりたいという方に
台紙となる和紙名刺をご希望のデザインや素材でお作りする特注名刺です
個性の光る名刺はビジネスシーンや初対面の場において話題の切り口になり
お相手の心にも強く残るでしょう
ご自身が大切にしているアイテムを名刺に取り入れてはいかがでしょうか
限りある資源を無駄にせず、循環型の社会を目指す社会に向けて
SDGsへの取り組みの一環として、名刺にもSDGsを取り入れてみませんか?
廃棄するはずの素材をリユースして名刺の素材に仕様するなど
今までに10種類以上の植物から蝦夷和紙を作ってきた和紙職人がご要望にお応えします
活用例
・地域の特産物(野菜や海産物、林産物)をすき込んだ名刺→特産物のPRに
・野菜の廃棄部分、未利用部分を使用した名刺→SDGsの取り組みの一環として
・楽譜を細かくしてすき込んだ名刺→音楽が趣味の方の自己紹介に
・動物の毛をすき込んだ名刺→酪農家さんやペット愛好家さんの自己紹介に
・会社の生産物、販売物をすき込んだ名刺→自社の活動PRに
オーダー事例
・美瑛町 株式会社AgReturn(アグリターン)様
トマト栽培が盛んな美瑛町で未利用野菜の活用に尽力されている株式会社AgReturn(アグリターン)様にご注文いただき、未利用部分であるトマトの脇芽を配合した名刺を製作させていただきました。ご自身の活動をPRする場で、多くの方に感心を持っていただけると好評で、美瑛町の特産物の
アピールにもなると名刺を使いたいとのご依頼も多く寄せられているとのことです。
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・K様
会社のイメージである青空を名刺にしてほしいとのオーダー。
青い空にぽっかり浮かぶ雲を和紙特有の繊維の風合いで表現、会社のオリジナル名刺としてお作りいたしました。
お客様とのご挨拶においてこの名刺がとても温かなコミュニケーションの入り口になると、お喜びいただいています
![](https://ezowashi.com/wp-content/uploads/2024/02/IMG_20200706_101948.jpg)
オーダーの流れ
・お打ち合わせ:ご希望を伺い、名刺のイメージを具現化していきます
・お見積り提示:オーダーの内容を受けてお見積りをいたします
※原則100枚から承りますが、制作の都合上オーダーの内容によってはまとまった数での注文をお願いする場合があります
・試作:和紙の風合い、原料の配合などお確かめいただきます
・本制作:試作でOKが出てから本制作となります
・納品:活版印刷ご希望の際は印刷後に納品となります
お問合せ
蝦夷和紙工房 紙びより 東野 早奈絵(とうの さなえ)
〒069-0851北海道江別市大麻園町7-9
011-803-0404
kamibiyorisana@yahoo.co.jp