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紙旅…やっと、やっと、やっと

これは、苦しい時期に自分に贈った世界地図。
いつかいつかと夢見ていました

いい年をして夢なんてと笑われそうですが
私には、夢がありまして…
ひとつは、大好きな紙を作る仕事をすること
もがきながらだけれど、これはなんとか続けてこれた

そしてもうひとつは、広い世界を旅する事
…もの思いついたころから旅が好きで強い憧れでもありました。

学生時代から教師時代だったころ…
以前は、よく旅をしていました

「少年の船」という青少年の船旅の冒険に
大学生ボランティアリーダーとして参加したときは
大きな船で子どもたちとグアム、サイパン、テニアンを旅して
南国の海と仲間たちとのかけがえのない思い出ができたなぁ

大学生時代に外国語研究室の子たちに交ざって
アメリカに短期留学に行ったときは
カルチャーショックで高熱出して
ホストファミリーの家で一人留守番、しくしく泣いてたっけ…

グランドキャニオンで迷子になり
ヒッチハイクして見知らぬアメリカ人の車に乗った時は
本気で人生の終わりを覚悟したよな…

インドの旅は全てが混沌としていて、価値観をひっくり返された
ガンジス川で沐浴をしたく、頭に水をぴちゃぴちゃしてたら
目の前を死んだ牛が流れていったっけ…

大小の失敗や冒険を重ねながら
グアム周辺3島、アメリカ、ハワイ、中国、韓国、インド、フランス、タイ、オーストラリア、ベトナム…と今まで旅をして、そこで味わった感動や経験はいまでも私の最高に大切な宝物です

知らない土地に行って
そこに住む人たちに出会い
文化、芸術、歴史を全身で感じる…
初めて出会う世界では
ことばも文化も…食べ物さえ知らないものばかり
経験も知識も日常で纏っている常識全て通用しないことを思い知らされる世界

そんな世界に身を置くことが、
ビリビリするほどの緊張や刺激や感動が
私を成長させてくれました

紙の夢を追い始めたころ…
旅の扉は、ぴたりと閉まりました
技術を磨くことに努めた修業時代
そしてやりくりすることに必死だった独立時代
もう14年ほど、海外へは行けていません

2012年に北海道に戻り、紙びより工房を拓いて
工房も移転して1年、ちょっと落ち着いて。

…やっと、やっと、やっと

夢へ、また一歩踏み出したいと思っています。

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