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道東ドライブ番外編①宝箱の基地で絵本と紙と

音別町富貴紙(ふきがみ)の技術指導と
釧路市のパン屋モンクールさんへの和紙カード納品。

主たるオシゴトはコレでしたが
せっかくの道東方面…久しぶりに会いたい人、行きたい場所、食べたいモノ、やりたい事…たくさんあって、不得手な車を走らせることにしました。
普段は数キロ先なら運転が面倒で歩いてしまうほど車がニガテ…だって車って、速く走るんですもの。
広い北海道、私の車でたどり着けるだろうか…と不安を抱きながらも、決死の(?)ドライブへと繰り出しました。

道央方面へ、とても逢いたかった方のもとへ。
小さな田舎町で、のびのびと、自由に暮らしているご夫婦。
遊びへの好奇心がハンパない。
土地を買って、小屋を置いて、好きなものだけに囲まれて過ごせる、自分たちの基地を作ってらっしゃる。
紙びよりの創業当時から応援してくださるその方は紙と本が大好きで、基地にはたっくさんの紙や本、ご自分の持ち物か珍客が持ち込んだものなのかもはやわからなくなった小物たちがごちゃまぜになって鎮座してる。
大好きなものに囲まれて過ごす静かな時間…大人の、遊び心いっぱいの宝箱のような基地。
その雰囲気に、その生きざまに圧倒されます。

自然に囲まれたその小屋に、ときどきゴン!と音がして、ビクビクしていたらあぁ、小屋の横の栗の木から栗の実が屋根におちるんだよと早速屋根に上って栗拾い。生で食べてごらんとナイフで皮をむいて、パクリ。
…栗でよかったです。嫌いじゃないけど、蛇の抜け殻とか、鳥のはく製とか、鹿の骨とか、そこらじゅうに飾ってるから、ケダモノか何か不意に出てくるんじゃないかと…なんでもありの宝箱なんで、好奇心と警戒心と感動と驚愕が入れ替わり立ち代わり襲ってきて感性がびりびりする。

宝物を物色していると、ひときわ美しい本に目が留まりました。
つい先日出会った方から、インドの絵本で手すき紙にシルクスクリーンで印刷された、「夜の木」という手製の美しい絵本がある、と教えていただだいたばかり。いつか見てみたいと思っていたけど、まさかこんなにすぐに出会えるとは!うれしい出逢いでした。
美しい絵本や、エジプト現地で買ってきたというパピルスなど、いろいろなものにほれぼれ。

私よりあなたが持っていたほうがいいからと、大切にされていたご本、くださいました。
これからずっと、宝物になるな…。

夢いっぱいのご夫婦の姿に、これからの自分の生き方を考えます…
人生に夢があるって…遊びがあるって
なんてすてきなんだろう。

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