昨日のワークショップは
男性の学生さんが体験にいらっしゃいました
紙びよりのワークショップに来られるお客様は
お子様からお年を召した方まで幅広いですが
その中でも一番少ないのは若い男性のお客様。
ちょっと珍しくて来店理由をお聞きしたら
デザインを学んでいらっしゃるとのこと。
デザインを学ぶ上で紙は大切な素材にもなるし
以前から興味があったので、と言われ納得…
興味を持っていただいてうれしいです。
蝦夷和紙コースでは北海道の植物原料を使い
参加者さまご自身で
樹皮を木槌で叩いて繊維化していただきます
この作業を叩解(こうかい)といいます
説明を一通り終え
叩解作業を開始…
おぉ、すごい力強く叩いてますね…
さて、次に…おっと、まだ?
叩解、がんばりますね…
そろそろどうでしょうか…
けっこう繊維が細かくなりましたね…
もうかなりよい状態だと思うんですけど…
通常10分程度で
お客様からこのくらいかしら?と声が上がる作業
学生さんは木槌で叩くこと数十分
その後指先でさらにこまかくほぐし始めて…
(長引いて)ごめんなさい、でもしっかりほぐしてみたくて…
こだわりがとまらないデザイナーの卵さんたち。
がんばる姿に、
トウノが制止する理由なんてありません…
傍らの椅子に座って待つこと約1時間!
きれいにほぐれたオヒョウニレとハルニレの繊維。
丁寧に紙すきして、乾燥。
出来上がった和紙を光に透かして
「こんな紙、初めてだ…」
独り言のようにつぶやいたお声、感動が伝わってきました。
蝦夷和紙作り、体験してくださり
ありがとうございました
デザイナーとなり社会で活躍される彼らはきっと
紙という素材も大切に使ってくださるでしょう!
またのご来店、お待ちしています
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