2つ目の和紙のご紹介です。
中判サイズ(約330×440mm)。
周囲の耳を切り落とすと、A3サイズとしても使える大きさです。
和紙の主原料である楮(コウゾ)に、
北海道に育つオヒョウニレの樹皮繊維を配合し、
薄め〜普通厚に漉き上げました。
オヒョウニレは北海道の山地に自生し、
古くからアイヌ民族がその丈夫で長い樹皮繊維を用いて
「アットゥシ」と呼ばれる伝統衣装を作ってきた、
貴重な植物として知られています。
アイヌの方々にご協力いただき、
採取作業に同行させていただいた際、
衣服には使用しない枝部分の樹皮を分けていただき、
蝦夷和紙の素材として使わせていただいています。
採取に入ったのは、道央の深い山の中。
途中で熊と遭遇し、背筋が凍りつく思いをしました。
今では笑い話ですが、
素材に向き合う時間の記憶として、強く残っています。
白地をベースに、
薄茶色のオヒョウニレの繊維が
ふわふわと漂うように紙面を飾り、
やさしく、あたたかな風合いの和紙に仕上がりました。
この紙は、
2019年のG20、2023年のG7
北海道で開催された国際会議において、
北海道知事から各国代表へ贈られた
ウェルカムカードに採用いただきました。
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