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【紙旅~市場でみつけたコーヒー豆の話】
バギオはコーヒーもおいしいと
情報誌に載っていた
現地のコーヒーが欲しくて
スーパーマーケットに行ったけれど
沢山並んでいるコーヒー豆の中に
フィリピン産はインスタントコーヒーしか
品揃えがなかった
スーパーの店員さんが
「地元のマーケットに専門店があるよ」
と教えてくれた
地元のマーケットってどこ?
専門店ってどこ?
英語の表現のニュアンスをいまいち理解しないまま
ふらふらしながら街中を歩き
バギオの市場にたどり着いた
本当にここでいいのかしら?

フルーツ売りのお姉さんに
「I want Coffee Beans、Do you know where coffee shop is?」と聞いてみると
「この先まっすぐ行って、左に曲がったらあるよ」
と教えてくれた
奥へ進むとローカル感が増すからちょっと怖いなと
さっきは踵を返していた市場のさらに奥へと
コーヒー欲しさに進んでいく
メインの通りから少し外れて
より地元の人たちが使いそうな商店の並びに進むと
コーヒー専門店を見つけた!
ローカル感あふれる地元のコーヒー店って感じ!
お店の人は忙しく働き、大きなコーヒー袋からじゃんじゃん豆をショーケースに入れている…これは新鮮そう!

宝物を見つけた気分で
ショーケースにかぶりついた
…どの豆も、知らないネーミングばかり。
ROBUSTA!志村さんのお宅で薄く煮だした麦茶のような、ほんのり甘く優しいコーヒーをいただいていて、それがロブスタコーヒーと聞いていた。
見つけた!これ、ほしい!

他にも地元バギオ(ベンゲット州)地方のコーヒー豆、バラココーヒーを買いました。荷物になるけど、これだけは我慢できない!
私にとっては、冒険の末にゲットできた、宝物!
今も旅の思い出を振り返りながらゆっくり味わっています。
紙旅報告会ではこの豆のどれかを挽いてお入れします。
備忘録として、以下のメモを…
フィリピンコーヒーの歴史
1740年にスペインの修道士が植えたことに始まり、スペイン植民地の下で栽培、国内全土に広がった
コーヒーベルトの真中に位置し、気候、雨量とも最適なエリアで1860年代になると輸出も盛んにおこなわれる
1880年代にはコーヒー輸出量は世界第4位になるまで成長したが、「さび病」というコーヒーの病気が蔓延、急激に衰退し、現在は生産量は世界で21位
現在も輸出はほとんど行わず、小規模な農家による副業形態の農家が主流
Benguet(ベンゲットコーヒ―)
ティピカ種のアラビカ種に属する、ベンゲットコーヒーはスローフード運動による絶滅の危機に瀕した伝統食品の国際カタログ「味覚の箱舟」に掲載されている
Barako(バラココーヒー)
豆はリベリカ種という希少な品種。生産量、流通量が少なく、幻のコーヒーと呼ばれる。流通量は流通するコーヒー豆の1パーセント以下。現地販売が多く輸出もほとんどされていない。。「バラコ」は「強い」を意味し、名の通り濃厚で強い苦みと香りが特徴。
Robusta(ロブスタコーヒー)
ロブスタ種。力強いコーヒーらしい苦み、渋みがあり、酸味は弱め。ドリップよりもインスタントコーヒーの原料として使われることが多いため、豆としての流通は少ない。

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