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フィリピン旅の目的2:紙すき人に会いに行く

今回のフィリピンへの旅、大きな大きな目的は
フィリピンで紙すきをされているという
日本人に会いに行くこと。

美術作家の山形敦子さんと交流を進めるうち
フィリピン ルソン島北部の山奥で
ひとりの日本人が紙すきをされているということを
知りました。
山形さんは自身の制作の中で
その職人さんの紙を使わせてもらっている、とのこと…

なぜ、その方は日本から遠く離れたフィリピンの地で
紙すきをされているのか?
熱帯のフィリピンでどんな素材から紙を漉いてらっしゃるのか?
どんな思いで活動を続けていらっしゃるのか…?
…ふつふつと疑問が湧いてきます。
とっさに「私もお会いしたい!」と思いました。

思いが募り、なけなしのお小遣いを集めていざ出発!
…という時に、コロナウィルスが蔓延、世界は緊急事態に。
旅の計画は振出しに戻ってしまいました。
2017年からの、か細いけど強い、強い念願。
もう9年も経って半ばあきらめかけていましたが
突然に、旅立つチャンスが巡ってきました。
取る物も取り敢えず、の気持ちでフィリピンへ旅立ちました。

初めてのフィリピン。
国の状況は全くわかりません。
多くの人が話すタガログ語ももちろん話せません。
言葉も、文字も、お金も、文化もわからない国。
ネットでは、怖いニュースが連日報道されています。
最低限の準備と情報は得ていく必要がありそう。

紙漉き人の工房は、首都マニラから北へ300キロ以上、飛行機が飛んでいないエリアのため長距離バスや地元ののりものを乗り継いで10時間以上かけて行かなければならない過酷な道のりとのこと…とても私一人でたどり着けそうにない、とのことで山形さんにご一緒させていただくことにしました。

かくして急きょ、のフィリピン紙旅決行となりました。
お会いできるか、フィリピンの山奥で紙を漉く人に。。。

※写真は、フィリピンマニラについて初めての朝。大都市マニラの路上には昔、米軍の使っていたジープを改造した「ジプニー」という乗り物が今も民衆の足として幅を利かせている。黒い排気ガスをまき散らすので大気汚染の原因ともなり廃止の動きがあるそうだが、今もものすごい数のジプニーが走っている。どのジプニーも色とりどり、派手な装飾で見ていて楽しい。行先、運賃の渡し方など乗り方は地元ルールが強く難関、フィリピンビギナーにはちょっと敷居が高い。

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