5月25日からロードショーが始まり
北海道にも来て…と念じていたら
札幌でたった3日間だけ上映されると告知があり
喜び勇んで映画館へ…
大変興味深いドキュメンタリー映画だったので
ひとりでも共感いただける方に届いたら、
との思いでご紹介します
織物、布、糸、繊維、紙が好きな方には
ぜひ見ていただきたいです…
幻の織物“倭文(しづり)”とはなにか?
衣服の始源を担った植物を追い求めると
「カジの木」という植物にたどり着くという…
カジ…聞き馴染みのある名前です
なぜなら、和紙作りにも深いかかわりのある植物だから
テーマを貫くのは“倭文(しづり)”という“織物”なのですが
織物を作る工程が和紙を作るそれと酷似していてとても面白い
そして、作中にもたくさん和紙づくりのシーンが現れることが
本当に嬉しかった
作中に登場される妹尾直子さん
越前和紙で和紙職人をされていたころ
私もすぐ近くの工場で紙をすいていて、同じ時を過ごした職人仲間です
本当に一途に紙と向き合って研究熱心だった彼女
紙を切り糸にして布を織る紙布作家としての今の姿も
変わらず美しかった…ひたむきさは、ちっとも変わってない
越前の紙作りの様子も納められていて
懐かしの越前、懐かしの人たちの姿にも出会えました
素材となる植物と共に布づくり、紙作りの技術が海を渡って
アジアとつながっている…壮大な物語に心が躍りました
札幌での上映は9/29,30とあと2日間
本当に短い期間であることが惜しまれますが
ご興味のある方はぜひ。
北村皆雄監督、ヴィジュアルフォークロアさま、
すばらしい映画を、ありがとうございました
上映詳細はシアターキノさんHPへ
映画詳細は→ https://shizuri-movie.com/
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